他院修正:鼻背部のシリコンプロテーゼを細片軟骨と交換し、鼻尖をアップノーズにして、鼻の穴の形を整えたモニター様のご報告
今回ご紹介するのは、他院ですでに鼻プロテーゼ+鼻中隔延長+鼻尖部軟骨移植の手術を受けられた患者様の修正です。自分的には最初の状態もきれいだと思ったのですが、患者様曰く、”プロテーゼが人工的な感じで、鼻尖が下を向いていて、いわゆる矢印鼻になっているので、自然な感じに修正したい” とのことでした。また、あわせて、鼻の穴は見えていてよいので、上に尖った感じなのを横方向にも広げて丸みのある優しい感じにしたいと希望されました。
まずは術前の状態からご紹介します。↓↓↓
実際に鼻を拝見して、下記のプランを計画しました。
①プロテーゼを耳介軟骨を使った細片軟骨に交換し、その際に直線的な鼻背を少し反った感じの鼻背にする。
②鼻尖に移植された軟骨を抜去して少し鼻尖が上向きになるように軟骨の移植位置を変える。
③鼻の穴の形がやさしくなるようにリムグラフトを行う。
さて、実際に手術を行うと、、鼻翼の大きさや形に左右差があり、意外と手術終盤の微妙な駆け引きが大変だったのと、何よりリップリフトも受けられていて鼻尖の皮膚が伸びなかったので、苦労しました。
そんな中での結果はといいますと、、、↓↓↓
どうでしょうか?
斜位像ではシリコン特有の鼻の上に載ってます感がなくなり、正面像では鼻の穴は少し横方向に広がって丸みを帯びた優しい感じになり、側面像では鼻背は少し反った感じで鼻尖も上向きに移動し矢印感はなくなっていますね。
きれいに仕上がってよかったです。
ちなみに、鼻尖の移動量や移動方向については術前に打ち合わせをするようにしています。そして、鼻に特化したメジャーを使ってこのように予定した位置に来るように鼻尖部に移植する軟骨の位置や高さを微調節しています。↓↓↓
このメジャーがあると打ち合わせした形態から大きく外れることがないので重宝しています。
もちろん、思ったように皮膚が硬くて伸びないという皮膚側の要因で完全に予定通りというわけにはいきません。
皮膚が硬くて伸びない要因は、
①手術の既往が複数回ある。
②リップリフトをしていて上口唇の皮膚が切り取られている。
③もともとの鼻尖の高さと目標とする高さに差がかなりある。
④もともとの皮膚が皮脂腺が発達し、厚ぼったい
などが挙げられます。
今回は②が当てはまり、複数回ではないけども鼻手術の既往があったので結構大変でした。
最後に腫れ具合をモニターします。↓↓↓
ダウンタイムは10日から2週間といったところでしょうか。
料金とリスク
- 料金(税込):鼻尖形成術(リムグラフトを含む)748,000円(税込み)、隆鼻術(細片軟骨移植)440,000円(税込み)、他院プロテーゼ抜去 132,000円(税込み)
- リスク::腫れ、内出血、感染、イメージと違う、鼻の穴が見えやすくなる、鼻尖に違和感を感じる 肥厚性瘢痕、ケロイド、傷跡は目立たないが残る、左右差、後戻り、鼻尖に移植した軟骨の浮き出し、イメージと違う、鼻尖が曲がる、鼻背に移植した軟骨を移植前に戻すのは難しい。
太平洋ベルト地帯?
ご存じの方も多いと思いますが、どの地域の人が何人ぐらいリアルタイムで当院のHPやブログをみているかというのを知ることができることを、開業してHPを開設してから知りました。
だからといって、何か経営の役に立つのかというとそうでもなく、”あー、いろんな地域の方が見てるんだー”と思うだけですが。(情報を生かし切れてないんでしょうね。)
昨日そろそろブログを書こうかなと思いつつ、この時間もだれか見てくれているかなーとリアルタイムの検索をかけてみると、、、
おお、閲覧者が太平洋ベルト地帯になっていました。。。
大阪、神戸の方はよくお越しになられますが、、、一番西の佐世保の方は、、、是非!お会いしたいものです。
長崎在住で当院で手術を受けられた方はすでにいらっしゃりますので、、
お待ちしております~( ^∀^)。