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埋没重瞼と目頭切開の修正 術後1か月の経過

埋没法と目頭切開の修正 ~切開重瞼術+skin redraping (スキン リドレーピング)法による目頭切開~

最近高齢者の車の運転事故が多く報道されていますが、犠牲になられた若い世代の方のことや残された家族のことを思うと胸が痛みます。衝撃のあまり、池袋の事故現場には何回も足を運んで手を合わせてしまいました。事故をおこした運転手に問題があるのは当然なのですが、もっと社会全体の問題として捉える必要があるように感じます。寿命がどんどん伸びているにも関わらず、運動機能が置き去りになっていることに原因があると思うのです。実は今から100年前の日本人の平均寿命は男女ともなんと40代前半でした。ということは、この100年で生命機能としては2倍に延びたわけです。一方、人間の運動機能はもともとは50年ぐらいしかもつようにできていないものですから、寿命に合わせて運動機能を維持するトレーニングを積んでいない限り、行動したいという自分の気持ちと運動機能の間にはどんどんギャプが生じます。スポーツなら自分に影響があるだけですが、自動車の運転に関しては他人を巻き込むことになってしまいます。この分野は政治家の方に早急に法律の修正をして頂いて、高齢者の免許の更新は頻回に実技試験を入れるとか、AT限定免許みたいに安全装置のついた車限定の免許というものに変えて頂きたいと切に思います。

 前置きが長くなりましたが、今回紹介させて頂く症例は20代の女性で二重と目頭切開の修正を希望されました。「数年前に埋没法を受けたが、二重の幅が広いのを少し狭くしてほしい。」、「埋没の糸が皮膚から透けて見えているのでこれを除去してほしい。」、「目頭切開をしてもらったが、控えめにしかしてもらえず、あまり効果が分からないのでもうすこし似合う範囲で広げてほしい。」ということが希望でした。また、今じわりとブームなのが、末広型に近い細めの平行二重です。この女性もそれを希望されました。

まず術前、閉瞼時の写真です。↓

埋没法でうまくいけばよいのですが、皮膚がうすうすの方は糸や結び目が透けて見えたり、下を見た時に皮膚が盛り上がってしまうことがあります。埋没法にもそうならないための手術テクニックがたくさんありますが、どうしてもそうなってしまう方は一度切開二重も考えてみてはどうでしょうか。

手術中にこの糸は抜去しました。↓

 

次に術前開瞼時の写真をお見せします。↓

 

二重幅はそんなに広くはないのですが、二重の部分に入っている細い線が気になりました。この線を消しつつ、もう少しだけこれより狭くすることにしました。また、目頭に関しては鼻背中央のラインから左右の目頭までの距離に左右差があり、右の目頭の方が左よりわずかに離れていたのでそれを調節しつつ、両側の目頭切開を行うことにしました。

目頭切開を行う時に私は3つの方法を使い分けています。最も傷が目立たないけど効果はマイルドなのがミニZ法です。恐らくは前医でこの手術を受けられたと思われます。次に傷はそこそこ目立たず、中ぐらいの効果が出せるのがスキン リドレーピング法です。韓国の王先生が2005年に発表された方法で、今回はこの方法で行うことにしました。

次に術前と併せて、術後1ヵ月の結果をお見せします。↓ 

二重はわずかに狭くなりつつ平行型は保たれ、二重の中にあった細い線も消え、目頭の位置もちょうどよくなり魅力的な印象になっていると思います。まだ少し腫れていますので、完成される3ヶ月後が楽しみですね。恐らくもう少しだけ二重の幅は狭くなると思います。

左右とも拡大した状態で前後写真を並べてみます。↓

次回は3か月検診の後にまたアップしますね。

料金とリスク
  • 料金(税込):目頭切開 275,000円/二重まぶた 全切開 330,000円
  • リスク: 腫れ、内出血、左右差、傷の赤み、傷の盛り上がり、感染、眉毛が下がることがある、顔の印象がかわる、術後しばらくは幅広の二重になる                        

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