曲がってきた鼻背部プロテを抜去し、細片軟骨への置き換えと鼻尖形成を行った症例
今回のモニター様は
20年以上前に鼻背にプロテーゼを挿入されたそうなのですが、
最近プロテーぜが移動して曲がってきたのと、鼻翼幅が広くなってきた気がするので
どうしたらよいかと相談を受けました。
術前の写真はこちらです。⇓

正面からと下から見上げた画像をみるとプロテーゼが左に変位しているのがよくわかります。
また、プロテーゼも利点はあるのですが、今回の場合はサイズの大きいものが入っているためか、
斜めの像ではプロテーゼの辺縁にハイライトがはっきりと入っていて、
人工的な鼻になっているのがわかります。
鼻尖の位置までプロテーゼを触れたので、恐らくL型のプロテーゼと思われ、
プロテーゼを抜去した後に、鼻尖も作らないといけない状況でした。
鼻尖を
今よりも高くする場合は、鼻中隔延長+鼻尖形成を、
今の感じを維持~少しの改善を目指すなら鼻尖形成のみを
お勧めしました。
鼻中隔延長は鼻尖を高くするにはよいですが、
そうすると面長感が強調される側面もあり、
相談の結果、今回は鼻尖形成のみの施術を予定しました。
鼻翼に関しては
鼻翼幅は36㎜で比較的標準に近かったため、
鼻背の結果をみてから考えることにしました。
実際に手術を行うと、L型のプロテーゼが入っていたことは想定内でしたが、
鼻中隔と大鼻翼軟骨の内側脚がかなり弯曲していて、プロテーゼを抜くと鼻背の曲がりはなくなりましたが、
鼻柱から鼻尖にかけての曲がりがかなりあり、
それを補正するのが大変でした。
それでは結果をご覧ください。
まずは正面像です。⇓

鼻背のハイライトがやさしい感じになり、人工感がなくなりましたね。
もともとの鼻の曲がりは軽度ありますが、
ほぼ真っすぐになったと言えます。
次に下から見上げた画像になります。⇓

下から見た方が鼻根部のずれが改善しているのがわかりますね。
また、プロテーゼと鼻との段差がなくなり、自然な印象になっています。
次は左斜位像です。⇓

斜めの像がよりはっきりプロテーゼと軟骨の違いがわかるのではないかと思います。
自家組織で作った鼻背は人工的な感じはまったくなく、自然です。
鼻尖形成もおこなっているので、若干ですが、鼻先のニュアンスも良くなり、
鼻が変な主張をしない、いわゆる ”忘れ鼻” になっていると思います。
最後に側面像になります。⇓

1年5か月も経過していますが、軟骨の吸収による後戻りはほとんどないことがわかります。
ちなみに軟骨は1年ぐらいの経過で10%ぐらい吸収されると言われています。
真皮脂肪や脂肪、筋膜だと、半分以上吸収されることが多いので、
軟骨は鼻を高くするのにとても良い材料だと思います。
プロテも皮膚の厚ぼったい方に
鼻筋や鼻尖をすっきりさせるには有効で、
I型に限って言えば普段使用することもありますが、
今回のように曲がってきたり、皮膚が薄くなってきたりしている方は
軟骨への入れ替えを検討してみるのもよいのではないでしょうか。
料金とリスク
- 料金(税込):鼻尖形成(耳介軟骨移植):660,000円(税込)プロテーゼ抜去:132,000円(税込)鼻背部細片軟骨移植(耳介軟骨移植):440,000円(税込)複合手術割引各10%
- リスク:腫れ、内出血、感染、イメージと違う、傷跡が残る、左右差が気になる、術後一時的につっばり感が生じる、後戻り、鼻尖が少し曲がる、鼻尖部の軟骨の形が浮き出す、鼻先の感覚が一時的に鈍くなる、軟骨は10%程度吸収される可能性あり。
あとがき:クリスマスイブの表参道
クリスマスイブは当院は休診日だったのですが、
仕事の書類を忘れてしまい、
クリニックに車でとりに行きました。
めちゃくちゃ渋滞していて普段の2倍のエネルギーを使ったので、
そのまま帰宅するのもなんだかなーと思い、
表参道の交差点を通ってイルミネーションを見て帰ることにしました。
3分間ほど滞在しましたが、こんな感じでした。⇓

最近クリスマスといっても、
いつもとあまり変わらない感じになってきていますが、
ここだけは華やかですね。
この後家に帰って、定番のチキンを頂きました。







