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リップリフト+口角挙上+顎プロテーゼの症例報告 ~顔面パーツをいじって顔のバランスを整える~

共同執筆した本が出版されました。

開業して3年ちょっとの間で自分が著者として関わった6冊目の本(又は専門雑誌)が出版されました。形成外科診療ガイドラインです。↓↓

この中の四肢骨髄炎の外科治療の部を担当しました。大学に在籍している時に回ってきた仕事で大部分の執筆は開業前に終了していたのですが、出版に時間がかかっていたようです。忘れた頃に手元に送られてきました。その頃複数の原稿を抱え発(゚Д゚)-狂しそうになっていたのですが、こうして無事形になると努力が報われた気がします。骨髄炎の治療は今後することがないだろうけど。。。

これで手掛けた原稿はすべて出版されました。このところ連日長時間の手術が続いており、この状態で論文を読んでさらに執筆するとなると、ベストコンディションで手術に臨めなくなるかもしれないので、なかなか踏み切れずしばらくお休みです。(;´^_^`)

この半年ぐらいで特に忙しくなってきたので、またこの状態に慣れて心の余裕ができたころに書くことにします。ファイ(๑و•̀ω•́)و ト 

リップリフト+口角挙上+顎プロテーゼの症例報告 

さて、今回ご紹介するモニター様は少し面長な顔のバランスを整えたい、特に上口唇が長いのでリップリフトがしたいとのことでした。さらに口角も挙げて口元をかわいくしたいとご要望されました。また、以前おとがいの手術も受けられていましたが、顎の前面が平坦になっていたので、こちらからも”プロテーゼ挿入で立体感を出すことで顎の長さが短く見えるようになるのでは”とご提案させて頂きました。

それでは写真を見ていきましょう。まずは術前です。↓

写真を見ると鼻下から上口唇までの長さと下口唇から顎先までの長さがやや長く、それが間延びした印象にしていました。そこで、今回はリップリフトを自然な感じになる範囲で行うことに加えて、口角挙上、顎プロテーゼを予定しました。

それでは術前と術後1年の比較写真をお見せします。↓↓

リップリフトだけでは鼻がある位置の範囲でしか上口唇が上がらないので、時には中央だけ上がりすぎて富士山のような上口唇になる危険性があるのですが、口角挙上と組み合わせることで全体的な上口唇の雰囲気はぐっとよくなります。立体感?躍動感?M字感?どう表現したらよいでしょうか。

リップリフトを自然な感じに仕上げるコツとして口輪筋の切除が挙げられます。皮膚だけ取るのは手術時間が短縮でき、外科医にとって楽なのですが、皮膚だけが短縮してその裏打ちが長いままだと横から見た時に口が前に飛び出したような仕上がりになってしまいます。

最後に恒例になりつつある術後の経過を見ていきましょう。↓↓

上口唇の腫れや皮膚の拘縮などが完全に落ち着いてくるときれいな形になります。半年から1年で完成といったところでしょうか。

リップリフトは一定の切除量を超えなければ鼻翼の広がりをかなり防ぐことできるということと、鼻の穴は腫れが引くとだいぶおさまらるものの正面からは少しだけ見え方が大きくなってしまうことがわかります。もともと鼻の穴が正面からみて目立つ方にはリップリフトだけをするのは気を付けてください。

それでは サヨヽ(゚д゚#)(#゚Д゚)/ナラ~~  

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現在の予約状況ですが、12月と1月の手術枠は埋まってしまいました。最近はなぜかキャンセルも少なくなっており、皆様真面目に来院して頂いています。ありがとうございます!! その反面お急ぎでキャンセル待ちの方のご案内が滞っています。大変申し訳ありませんがそのままお待ちください。

料金とリスク

  • 料金(税込):リップリフト(人中短縮手術) 385,000円 口角挙上術 363,000円
  • リスク:リップリフト 腫れ、内出血、感染、傷跡が目立つ、イメージと違う、上口唇がしびれる(ほとんどが一時的)、鼻の穴が見えやすくなる可能性、鼻翼が少し広がる。口角挙上:腫れ、内出血、感染、傷跡が目立つ、イメージと違う、後戻りの可能性、肥厚性瘢痕・ケロイドの可能性、左右差

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