脂肪注入による豊胸術
豊胸術はブログ初登場です。私は15年ぐらい前(ほぼ先駆けの頃でした)から脂肪注入による豊胸術を執刀していて、かなりの症例数を経験しているのですが、開業してからは顔の治療のニーズが多くなってきました。特にフェイスリフト希望の方が多いのは継続しています。ブームがあるのかもしれません。
今回ご紹介するモニター様は脂肪注入でできるだけ乳房を大きくしたいということでした。
脂肪注入で豊胸を行うメリットは
①仕上がりが自然
②寝るとながれる(シリコンだとほぼそのままの形)
③健康診断で申告しなくてよい
④パートナーにばれることがまずない
⑤マンモグラフィー(乳癌検診)を断られない
⑥シリコンのようにメンテナンスが必要ない
⑦年を取るとシリコンの胸は乳房だけがつんとして老化しない(不自然)が、脂肪注入の乳房は年齢に応じて下垂する
などが挙げられます。
まず、術前の状態です。↓
サイズ的に脂肪は片側につき250ml前後注入可能で1.5カップから2カップのバストアップが期待できることをお伝えしました。脂肪採取は腰と太もも全周を選択しました。
次の写真は術後1か月のものです。↓ 術後1か月の間が注入したボリュームが一番減少する期間です。
それでも結構な量が残っていると思います。ご本人に術後の話をお伺いしたら、術後しばらくは胸が相当痛かったとのことでした。通常は脂肪を採取した太ももが痛くて、筋肉痛のような痛みが1週間ぐらいあり、胸はボリュームができたことによる圧迫感ぐらいのことが多いです。この患者様はクーパー靭帯がとても発達していてこれを処理したために痛みがあったようでした。どうしてもクーパー靭帯が発達している人はそのままにしておくと皮膚がもちあがらないので処理する必要があります。
次は3か月後の写真です。乳房のボリュームは3か月で下げ止まりほぼ落ち着きます。ただし、脂肪でできた乳房なので食事が食べられなかったりしてやせると胸も小さくなります。また太ると胸も大きくなり、体重と連動しやすくなります。
いかがでしょうか? 2カップぐらいアップしていると思います。
手術前の状態と比べてみましょう。↓
とても自然な仕上がりになっていると思います。比べてみると乳房が単に大きくなっただけでなく、デコルテの部分の肋骨の浮き出しが優しくなっているのがわかります。乳房とデコルテが改善すると服が似合うようになったとか、服が選べるようになったとの声を頂いています。そういうことも脂肪注入による豊胸術をして得られた嬉しい副産物だと思いますが、さらに、脂肪採取した部分にも副産物は及びます。↓
痩身目的ではないので限界まで細くしてはいませんが、すっきりときれいな太ももになっていますね。裏面はこちらです。↓
裏からの方が少し多めに採取していますのでより細くなったのが分かると思います。
この手術は乳房が大きくなる上に足が細くなったり、腰がくびれたりと体全体のバランスが整う感じがしますね。
一粒で二度おいしい手術、、、ᐠ(
結局2月はあっという間に終了し、3月になってやっとブログを上げることができました。2月短すぎです。3月もほぼ月末まで手術の予約を頂いています。ありがとうございます。3月末に手術をしたいというメールも1週間ぐらい前からぽつぽつ頂いているのですが、ちょっとビミョーになってきています。(ˉ ˘ ˉ; ) どうしても外せない場合はお早めにご相談下さい。3月とは別に連休中が埋まりつつあります。
- 料金(税込):豊胸術 脂肪注入(制限なし) 1,540,000円
- リスク:腫れ、内出血、筋肉痛のような痛み、むくみ、一時的に皮膚の感覚が鈍くなる、一時的なツッパリ感、傷跡が残る(脂肪吸引部)、色素沈着、皮膚表面の凹凸、皮下の硬結、しこり、生着率に個人差がある