曲がった鼻の治療経過です。~鼻骨骨切り+鼻柱隔軟骨切除+spreader graft(耳介軟骨)+鼻柱隔延長(鼻柱隔軟骨)
今回の症例は以前ブログでご紹介させて頂いたのですが、鼻骨骨切りと軟骨移植を行い曲がった鼻を治療した方になります。前回手術直後から1か月後までの経過をご報告しましたが、今回は3か月検診にお越しになったので再度ご紹介致します。斜鼻の治療は後戻りする可能性があるので慎重な経過観察が必要なんですよ。
まず正面写真です。↓
3か月経過すると鼻根部の腫れもほぼ消失し鼻背のラインがきれいにでています。今回の検診では後戻りの心配はなさそうです。鼻根部の鼻の幅が広くて悩んでいる方も鼻骨を切って幅寄せしますのでほぼ同じ手術になります。
次に斜位の写真での3か月間の経過になります。↓
いい意味で存在感のない、自然な鼻になりましたね。
最後に側面からみた写真をお見せします。↓
鼻背のラインもきれいになっています。
次回は手術日から6ヶ月後に来院を予定しています。後戻りがないか最終チェックをします。機会があればご紹介させていただきます。
料金とリスク
- 料金(税込):斜鼻(骨性のみ) 550,000円/斜鼻(骨性+軟骨性) 880,000円
- リスク: 腫れ、内出血、痛み、低矯正、後戻り
10月2日に美容外科学会評議員会、10月3-4日に美容外科学会学術集会が開催され、出席してきました。場所は東京ディズニーランドの真横にある東京ベイ舞浜ホテルクラブリゾートで行われました。学会ですからスーツ姿で舞浜駅に降りたのですが、リゾート地にスーツ姿の人はほぼいなく、違和感いっぱいでした。さらに会場まではディズニーのシャトルバスを利用したのですが、これに乗って流れている音樂を聞き、ヤシの木が生えているシーサイドの景色をみていると、とてもいまから勉強しに行く気分にはなれませんでしたね。
シャトルバスは今回初めて乗車したのですが、帰りのバスでつり革がミッキーをデザインしたものになっていることに気づき、さすが夢の国は細部にまでこだわるなーと関心しました。
肝心の学会では興味深い発表はあまりなかったのですが、ちょっとしたアイデアを入手してきましたのでそれを生かしてよりよい医療を提供できたらと思っています。また、学会では他の美容外科医や医療器械や医療材料の業者さんとの会話の中に診療のヒントが隠れていることも多く、出不精なのですが業界の人との交流を深めるのは大切だと実感しました。