幹細胞培養上清液(エクソソーム)での毛髪治療
鼻翼縮小の話の前に、表題と全然違う話題ですが、、
このイントロの部分で時々美容皮膚的なことも触れてみたいと思います。
当院ではさりげなく毛髪治療もしているんです。
というのが、東大の大学院での研究テーマが脂肪由来幹細胞の臨床応用と培養毛乳頭細胞を用いた毛髪の再生治療の確立だったので、毛髪のことはその当時かなり勉強して知っていたからです。
しかし、研究はイバラの道であまりに大変すぎて、、
拙者、自分の毛髪が薄くなりましたから。。。残念!!
それでも最終的に自分の論文がアメリカの経済誌 wall street journalに取り上げられたので、、、
切腹はなしでお願いします。
それでは、薄毛のモニター様をご紹介します。
頭頂部と毛の分け目の薄毛が気になられていました。
脂肪由来幹細胞の培養上清液(エクソソーム)を10回ほど点滴治療した前後の比較がこちら⇓
薄毛はだいぶ目立たなくなった気がします。
季節によるそうですが、抜け毛が少なくなったとおっしゃっていました。
幹細胞の培養上清液(エクソソーム)の効果は大きく二つあります。
一つは血流改善効果、もう一つは炎症改善効果(免疫を整える)です。
血流改善効果として、肌質、しみ、薄毛、冷え性の改善などが挙げられ、
炎症改善効果として、肝炎、頭痛、関節の痛み、筋肉痛、睡眠の質の改善や眼精疲労の回復などが挙げられます。
当院ではアンモニアなどの毒素を除去して、成長因子など良い成分を濃縮したものを使っています。
ダーマペンや水光注射などにも使用していて、人気になっています。
鼻翼縮小(外側法)の症例
本題に入るまでが長かったですね。写真だけ眺めて頂いてもOKですのでもう少しお付き合い下さい。
さて、今回のモニター様は鼻の穴の形が気になるというのと、他院で鼻翼縮小(内側法)を受けたが、あまり変わっていないので、すっきりした存在感のない鼻にしたいとのご希望でした。
1回目の手術は以前ブログで紹介させて頂きましたが、まず鼻先を細く高くすることと、三角形状の特徴的な鼻の穴の形を優しいカーブにすることをご提案しました。
その時の術前の写真がこちらです。⇓
三角形の穴の形を整える=リムグラフト
および
鼻先を細く、高くする=鼻尖形成(コルメラストラット+鼻尖縮小+鼻尖部軟骨移植)
を行いました。
重複しますが、1回目の手術の3か月後の結果です。⇓
鼻の穴がきれいになり、鼻先は立体的になった分すっきりとして見えるようになりました。
ただ、鼻翼の張り出しがどうしても気になっているとのことで、この後さらに鼻翼縮小・外側法を希望されました。
2回目の手術(鼻翼縮小・外側法)3か月後の結果です。⇓
2回の手術でかなりすっきしてきました。
正面から連続で見てみましょう⇓
鼻の下1/3が細くなり、徐々にすっきりした印象になっているのがわかりますね。
鼻の手術は、鼻翼、鼻柱、鼻尖、鼻背、鼻根、鼻翼基部と別れているのに、それらがすべてつながって鼻という特殊な造形を形成しているのですっきりした鼻を作るには複数の手術術式で調節する必要が多々あります。
それを1回の手術でやるか、2回に分けるかはケースバイケースになります。
今回は一度他院で鼻翼縮小・内側法を受けられていたので、これ以上鼻翼を縮小する必要があるのかどうか、鼻尖の手術の後で検討して頂くことにしました。
結果として、鼻翼縮小外側法で鼻翼の張り出しが改善しただけでなく、鼻の穴の形がさらに整い、鼻尖と鼻柱の位置関係もきれいになったと思います。
それでは・・・ヾ(^_^)マタネー
料金とリスク
- 料金(税込):鼻翼縮小(外側法) 300,000円
- リスク:腫れ、内出血、感染、イメージと違う、傷跡が残る、左右差が気になる、皮脂腺が傷にかかると傷が目立つ、術後一時的につっばり感が生じる、後戻り