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顔面脂肪注入術の経過

顔面の脂肪注入を行いたいという問い合わせが増えています。手術を受けるにあたって大きなハードルは術後の腫れだと思います。どのぐらい腫れるのか手術直後と術後1週間で見ていきたいと思います。この腫れ具合が容認できれば、ヒアルロン酸注入にはないメリットがたくさんあります。

ちょっとメリットを挙げてみますと

①脂肪が生着してしまえばヒアルロン酸のように繰り返し注入する必要がない。

②脂肪の中には脂肪由来幹細胞といって、周囲の組織が寿命を終えたときに、またその組織を作る作用を持つ”種子”のような細胞が存在して、その細胞が分泌するサイトカインなどで、皮下の血流がよくなって肌質が改善する作用があります。肌のきめが細かくなりすべすべになります。

③あまり、知られていないのですが、なかなか治らない肝斑が良くなる作用があります。肝斑は紫外線や洗顔時の刺激などにより繰り返し炎症が生じ、炎症がなかなか消退しない体質の方に多く見られますが、幹細胞には抗炎症作用があり、これが作用しているのではないかと考えています。幹細 胞の抗炎症作用自体も最近わかってきたことです。

④先ほど述べましたが、脂肪の中には結構な数の幹細胞が存在しています。これが顔面に入るということは顔面の若さを保つうえで重要な役割を果たします。実際、年齢とともに、顔面の脂肪は年何グラムという具合に減少していくことがわかっています。顔面に幹細胞を補うことで脂肪の減少 を緩やかにすると考えています。

さて、症例を見ていきましょう。本日ご紹介するのは20代の患者様でご希望は顔面の輪郭を整えたい、頬の張り出しを目立たなくしたい、ほうれい線を改善したいとのことでした。

術前の正面です。↓

続いて斜めです。↓

最後に側面です。↓

側面からの輪郭で額に丸みをだして、額から眉間の部分のラインをもっときれいにしたいというご要望もありました。

次に手術直後の状態です。↓手術直後はこのように顔が一回り大きくなってしまいますが、パンパンになってしまうわけではありません。内出血は出る人と出ない人がいます。この方は薄く黄色っぽくなっただけでした。

びっくりされた方も多いと思いますが、手術が終わるとすぐにこのように茶色のテープを注入した部位に貼っていきます。これは最低24時間貼っていただいているのですが、こうすることで腫れのピークに皮膚が伸びるのを抑えられ、ダウンタイムを短くできます。

1週間後はどうかというと、

人前にでてもそれほどおかしくない状態にまで回復します。だた、針穴の赤みは1か月程度はわかってしまう可能性があります。もちろん、お化粧で隠せる程度です。

さらに1か月後の写真がこちらです。↓

正面では輪郭に丸みがでただけでなく、より下顎のラインがシャープになっています。

また、側面では前額から鼻根部までのラインが美しくなり、横顔がきれいになりました。このあと、3か月経過すると完全に完成します。楽しみです。

最後に手術前と1ヶ月後で並べてみます。

ご本人が術前に気にされていた、前頭部、側頭部、ほうれい線、頬の隆起、前頭部から鼻根部までのラインの改善が見られます。もともときれいな方ですが、輪郭が整うことで、脂肪注入しているのに太った感じはせず、むしろしまって小顔に見えてさらに美しさに磨きがかかった感じがしますね。

脂肪注入をしたいけど、どこに行けばわからないという書き込みをネットで見かけます。脂肪注入は簡単そうで、丁寧で高度な技術と、なにより術前の打ち合わせが重要になります。患者様と術者が同じ目標を共有できないと満足感は半減します。脂肪注入をご検討の方、ネットでは脂肪注入をやりたいけど、失敗するとボコボコになるらしいし、どこに行けばいいのわからないという書き込みを見ることがあります。そのような方に参考になればと思います。

料金とリスク
  • 料金(税込):脂肪注入 顔面一部位 352,000円+一部位追加につき+55,000円
  • リスク:腫脹、感染、傷の一時的なあかみ、左右差、脂肪の生着率は個人差がある。硬結、オイル嚢胞  

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