鼻尖形成+鼻翼基部(鼻柱基部)細片軟骨移植+ハンプ削り+鼻背部細片軟骨移植の症例
今回のモニター様は以前より鼻が長いのが気になっているとのことで当院に来院されました。
早速術前の写真を見てみましょう。⇓
人中が短いこともあり、余計に鼻の長さが強調された感じになっています。
また、鼻翼基部(小鼻の横)がくぼんでいることと、笑うと鼻翼が少し広がることも気にされていました。
治療はすべて自家組織で行いたいとのご希望で、肋軟骨(胸の軟骨)の採取もOKとのことでした。
そこで、
鼻翼基部(鼻柱基部)細片軟骨・鼻背部細片軟骨・鼻柱へのコルメラストラットは肋軟骨を使用
鼻尖部は耳介軟骨を使用するプランを立てました。
鼻尖部は軟骨を使った方が柔らかく自然な仕上がりになります。
鼻の存在感をなくすために、
ちょっとアップノーズにして鼻根部から鼻尖部までの距離が短くなるようにするとともに、
鼻背のハンプを削って細片軟骨の量を微調節しながら移植することで
ハイライトが少しだけ幅広く入り、縦の長さが強調されないようにしました。
また、鼻翼基部から鼻柱基部にかけて軟骨の移植をすることで人中が前にでて長く見えるようにしました。
それでは結果をご覧ください。
まずは正面像です。⇓
鼻尖が少し上向きになったことで、鼻背が短く見える効果がでていますね。
また、鼻尖が高くなりハイライトがしっかり入ることで
鼻根部から鼻柱までが立体効果で短く見えるようになりました。
さらに、鼻背部のハイライトが少し太くなったことでも鼻が長く見えるのが改善し、
顔の中で鼻が主張をしなくなっています。
また、嬉しいおまけなのですが、
輪郭の治療は何もしていないのですが、鼻の形が整ったことで輪郭が引き締まって見えますね。
次に斜めの結果にいってみましょう。⇓
自家組織ならでの自然な鼻背になっています。
また鼻翼基部挙上を行った影響で美人度が格段にアップしています。
中顔面の中でも顔の中心が高くなると口が出ている感じが改善したり、顔面全体のバランスが整ったりする効果があります。
もちろん、法令線も少し浅くなるので若返った感じになる方もいらっしゃいます。
鼻翼基部の治療は横顔の改善にも威力を発揮します。⇓
もともと額と顎は整っているので、中顔面が前にでることでとてもきれいな輪郭になっていると思います。
また、鼻翼の付け根(鼻翼基部)が見えるようになったことで鼻がきれいに見えますね。
次に、全体像を見て頂きます。⇓
術前に笑うと鼻翼の広がりが気になると相談を受けていたのですが、
”鼻尖が高くなると鼻翼が鼻先の方に伸ばされて気にならなくなるかもしれないので今回の手術を受けた後に考えた方がいいですよ”
と事前にお伝えしていました。
結果、上向きの写真をみると鼻尖が高くなったことで鼻翼の張り出しが改善していて、
今回の場合は鼻翼縮小の手術は必要ないことがわかります。
最後に経過の写真を2組ご覧ください。
ダウンタイム(正面)からです。⇓
2週間前後で人前にでても気にならない程度のむくみ具合になったのではないかと思います。
そして、鼻先は3か月目よりも6か月目の方がさらにすっきりしていることもわかりますね。
完成するのは半年はかかるということです。
次に鼻柱部の傷の経過になります。⇓
1週間ぐらいだとまだわかりますが、3か月以上経過するとほとんどわからくなっていますね。
鼻の手術をお考えになっている方は、ご自身の手術の参考になればと思います。
料金とリスク
- 料金(税込):鼻翼基部細片軟骨移植(肋軟骨使用):770,000円(税込) 鼻尖形成(耳介軟骨使用):660,000円(税込) 鼻背部細片軟骨移植(耳介軟骨使用):440,000(税込)複合手術割引各10%
- リスク:腫れ、内出血、感染、イメージと違う、傷跡が残る、左右差が気になる、術後一時的につっばり感が生じる、後戻り、鼻尖が少し曲がる、鼻尖部の軟骨の形が浮き出す、鼻先の感覚が一時的に鈍くなる、軟骨は10%程度吸収される可能性あり。
あとがき:渋谷のビル建設ラッシュ
宮益坂クリニックの近くに(ローソンの裏側でセブンイレブンの正面)に駐車場と古いビルがあったのですが、
ビルと駐車場が一括して再開発されていました。
工事現場の横のビルの階段に上ると工事の様子がよく見えました。
結構深く掘るんだなという印象。⇓
昨年には完成していたのですが、1階に居酒屋が入居してオープンしたのは結構最近になります。
下の写真は上の写真の矢印マークしたところから撮影したものになります。⇓
立派なビルができました。
居酒屋さんの雰囲気も良い感じなのでまた行ってみようと思います。
現在は宮益坂上の交差点にあるビル(以前は脱毛クリニックがはいっていたような、、)が再開発中です。
常に進化し続ける街に刺激をもらいます。
当院も進化すべく目の下のクマ治療にプチハムラという新たな手術に取り組んでいます。
名づけの親はベリテクリニックの福田先生です。
裏ハムラよりも手術時間とダウンタイムは短く、
生理的な目の下の曲線を作ることができ、
再発がとても少ない、
良い方法だと思います。
そのうちブログでモニター様を紹介させて頂きますね。
それでは。