20代と60代の糸リフト
加齢現象で現れる顔面の皮膚のたるみは誰しも気になるところですが、最近は20代で糸リフトやフェイスリフト(切開リフト)を受けられる方が増えてきています。
それぞれどのような効果があるのか、今回は20代と60代の2名のモニター様をご紹介させて頂きます
まずは20代のモニター様になります。
術前の写真はこちらです。⇓
20代の方はご年配の方からしたら”ぜんぜんたるみなんてないよ”というふうに思われることがほとんどですが、スマホで動画や写真撮影をしてインスタなどSNSやyoutubeなどの動画コンテンツに上げる習慣のある年齢層にとっては、その都度写り具合をチェックしていますので自分比で少しでもたるみが出てきたら治療したいと思うことと、輪郭が引きあがって小顔になりたいというニーズがあります。
モニター様の場合も法令線が気になるようになってきたこと、フェイスラインをシュッとしたいとのことでした。そこで、今回は輪郭&法令線改善のスレッドリフトと法令線(鼻翼基部)にヒアルロン酸注入を行いました。
3か月後の結果はこちらです↓↓
正面からみるとフェイスラインがすっきりして、頬の位置が高くなり、立体感が出たことで顔が小さく見えます。若返ったかといわれると元から若いのであまりわからないですね。
要するに20代の方は(若返り効果)<(小顔効果)なんだと思います。
20代はフェイスラインがシュッとしたい人が多数です。
次に他の角度からも見てみましょう。⇓
斜めからの写真では鼻翼基部のくぼみが埋まって法令線が目立ちにくくなっていることがわかりますね。スレッドリフトでは法令線の上部の改善は難しいのでヒアルロン酸の注入と合わせて治療を行うとよいのではないかと思います。
最後に手術直後の腫れ具合をお見せします。⇓
直後は頬にくぼみが少しできることがありますが、1か月の内に改善していきます。
次に60代モニター様のスレッドリフトを見ていきましょう。↓↓
40代以上になってくると皮膚のたるみによって法令線、マリオネットラインが目立つようになり、頬の外側がくぼみ、頬の前面は平坦になり、ジョール(マリオネットライン外側のふくらみ)が出現することで卵円形の顔面が四角形になっていきます。これら皮膚のたるみ、くぼみ、輪郭の変形を糸リフトでどれだけ改善できるかということになります。
20代のモニター様と同じように糸リフトを行い、3か月後の結果になります。⇓
いかがでしょうか?
小顔になってはいるのですが、それよりはしわやたるみが改善して若返ったという印象の方が強いのではないでしょうか?
つまり、45歳ぐらいを境目にご年配の方の糸リフトの役割は(小顔効果)<(若返り効果)にシフトしていくと考えています。
3か月後の結果をほかの角度からもお見せします。⇓
ほかの角度からも若返っているのがよくわかりますね。
術直後の様子をお見せします。⇓
やはり一時的にほほの外側にくぼみができていますが、これは改善します。
当院でのたるみ治療のラインアップですが怖くない順にご紹介します。
①照射系治療:HIFU(ハイフ)、
②針を刺す施術:ショッピングスレッド(美容針)・ヒアルロン酸などの針を刺す治療、
③刺す+2㎜程度切ります:糸リフト(ダウンタイム3‐5日)
④切って小範囲に剥がすリフト:フェイスリフト・ミニ(上げる部位を4部位かから選択できます。ダウンタイム1週間)
⑤切って広範囲に剥がすリフト:フェイスリフト・フル(ダウンタイム2週間)になります。
切ったり針を刺したりするのが怖い人から刺すのはOK、切るのもOK、なんでもOKだが予算を先に決めたい人まで幅広く対応しております。
患者様それぞれのニーズに合ったものをご提案しますのでお気軽に相談下さい。
料金とリスク
- 料金(税込):BARB Ⅱ ANCHOR 1本 33,000円/ Anchor Max 1本55,000円/ Silhouette soft 1本71,500円
- リスク:(糸リフト)腫れ、内出血、アレルギー、口を開けたときの頬の痛みやひきつれ感(術後1か月以内)、引きあがり具合は皮下の状態の影響を受け、個人差がある。手で顔を触ると糸を感じることがある、一時的にくぼみができることがある、一時的に皮膚が盛り上がることがある、糸がでてくることがある。効果の持続は通常1年半~2年
クリニックは4周年を迎えました ・:*【祝】*:・゚
当院は先月末におかげさまで4周年を迎えることができました。大変多くの方に支えて頂きましたことを心より御礼申し上げます。
特に、北海道から宮古島まで全国各地から通院頂いたこと、親子、夫婦、友人同士でお越し頂いたこと、何回もリピートして下さった方々などとても印象に残っております。
ところで、ある美容外科医がブログでクリニックの経営が真に安定するのは丸4年かかると書いていらっしゃるのを読んだことがあります。
ちょうど丸4年の節目で、確かに1日の勤務時間に隙間がほぼなくなっている気がします。以前は予約は先々まで入っていても当日無断キャンセルの方もいらっしゃったのですが、最近はそういったキャンセルも少なくなっている印象です。
その一方で、フェイスリフトの手術を行うと、手術時間が長いので手術が何日か続いた後には首、背中、腰へのダメージがかなりあります。
長く美容外科医を続けるには体調管理をどうしたらよいかという新たな課題が生じております。
というわけで、5年目は経営と体調の両立を模索したいと考えています。
また、皆様のご期待にすこしでもお応えできますように技術面でもさらに精進していきたいと思います。