本題の鼻翼基部細片軟骨移植の症例報告です
鼻翼基部に細片軟骨を移植する手術は患者様から聞くに、やっているクリニックが少ないそうで、ドマイナーな手術にもかかわらず、当院では患者様からちょくちょく相談を受けます。軟骨で行う方法とプロテーゼで行う方法がありますが、どちらもやっていて、今回は軟骨で治療しました。
この手術の効果は、横から見た時に鼻翼の付け根が頬に埋もれているのを改善するというもので、鼻先もわずかに高くなることが多いです。
また鼻柱と上口唇の角度がマイルドになり、口が出ている人は、出てる感を少し和らげる効果があります。
それではモニター様の写真を見ていきましょう。まずは術前です。↓
術前の評価としては、横顔では鼻翼基部が頬に隠れていて、鼻柱と上口唇の角度が若干小さく口が出ている感じがします。正面、斜めの写真では鼻翼基部周囲に若干のくぼみがあります。最初のままでも全然おかしくはないのですが、さらなる美しさを求めて手術を希望されました。
手術は鼻の穴の中を切って軟骨は骨膜下に移植します。剥離する範囲が狭いので術後の腫れは少ないのですが、参考までに1週間後の状態を載せておきます。↓
こんな感じであまり目立ちません。1Wで腫れは7-8割引いていると思います。
最後に術前と1か月後を比較した写真をお見せします。↓
微妙な変化ですが、とても顔全体の雰囲気がよくなっていますね。o(*⌒―⌒*)o
個別に見ていくと口がひっこんだように見えますし、鼻翼基部が横から少し見えるようになっていますし、正面では鼻の横のくぼみがすこし改善しています。
さらに、、、鼻尖が移動するのでこの方の場合は鼻尖の向きがよくなりつつ、ハンプも目立たなくなっています。
手術をお考えの方は連休後半がまだちょっとだけ空いているそうです。(受付から聞きました)
それでは、またね~(@^^)/~~~。
料金とリスク
- 料金(税込):鼻翼基部細片軟骨移植 税込み44万円(片耳から採取)、税込み49.5万円(両耳から採取)
- リスク:腫れ、内出血、感染、イメージと違う、上口唇がしびれる(ほとんどが一時的)、鼻翼が少し広がる、鼻尖が移動する
葉桜と花筏
毎年楽しみなサクラの開花ですが、去年も今年も満開に咲いてくれて、コロナ禍に忖度して委縮していないところがよいです。
この数日ですでに葉桜に移行しつつありますが、
散ってしまった花びらは、
川面に浮かんで流れていき、これもまた風情があるんですね。(^m^ ) 花筏(はないかだ)と言うのだそうです。